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2009年5月

賛成の反対の賛成ナノダ

 JMM(Japan Mail Media:村上龍氏が編集長として

発行するメールマガジン)の回答者として登場する妙木浩之氏

の著書が、興味深い。

心理経済学講座 『好きできらいで好き。』

                                                             

非常に個人的なことを洞察力鋭く吐露していくMAKIさんとの

メールのやり取りを、臨床心理学、精神分析学のスペシャリスト

である妙木さんと交わしているもの。

                                                           

私個人には共感するものが多く、MAKIさんの非常に個人的な

事であるにもかかわらず、その家族環境、育ち方において

感じていた彼女の気持ちが、私と似ているところがあり、

妙木さんの回答が琴線にガンガン響いてくる。

                                                         

もはや、個人的なことというのは、ひいては万人に共通する

悩みであったり、抱えている問題になっていたりするのだ

ということを、このメールのやり取りは示してくれる。

(だからあえて人に読まれる前提で書かれたものであり、

著書となって世に出版されるのだろう)

                                                          

各人が育ってきた密室(家庭)が、経済につながっている

ということを感じずにはいられない。

子を持ち、その子は大きくなり社会で経済の担い手となり、

消費者となる。

そんなごく当たり前のようにみえるような、出産を通して

各家庭から新たな個人が出て行くことの重みを、

言葉で解説してくれて、わかりやすい。

                                                       

親の思い込みで、間違った定義を子に伝えることが

その子の将来の考えにどんな影響をもたらすのか

が見える。

ゼロか百か、でなくその中間領域が実は重要な役割を

果たすということもわかってきた。

                                                           

私の場合、成熟していない親を本能で察知していたのか、

小学生の頃から、悩みを相談する相手も分かち合う相手も

友達、あるいは社会に出た後でも学生時代の恩師であったりと、

すべて ”外”に向かっていた(そして現在も)。

それをべつに何とも思わず自然に外に向けていたこと

というのは、私の薄い親子関係を表していたのだと思う。

                                                         

私が興味を持っている ”無意識”の領域を解き明かしている

「失錯行為」について、フロイトの見解には、なるほど!と

大きくうなずいてしまった。

(文中には例としてあげた行為があって)つまり、これでヨシ

としてやったことが何度も失敗しているのは、

ほんとうはそれを自分はやりたくなかったので

結果的に失敗とてして返ってくる。

意識の上では失敗しているのだが、無意識の領域では

成功しているのだということ!

                                                       

なんだかスピリチュアルな話だが、心理経済学にも

つながっているわけ。

超個人的な事とは、誰かの個人的な事につながって

いるのだと私は思うので、このブログを書いています。

(みなさんもそうではないだろうか)

妙木さんの心理経済学講座シリーズはJMMにて

無料で読むことができますよ。(オススメ)

                                                        

                                                         

                                                                 

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