社会性と発達過程について
このところ、児童精神医療のことばかり、素人なりに
憚らずも書いているが、それは私にとって
(私の生い立ちとその家族環境)、知らなくてはならないことの
ひとつだからであると思っている。
乳幼児期に親にどう接してもらったか、12歳までに適切な
発達課程を経てきたかが、その後の長い人生に深く関わること
になると痛感しているからだ。
子育て中の友人に教えてもらった児童精神科医の
佐々木正美先生の書いた本を読んで、なるほど今までの
謎が解け、納得できる良質な回答を得ることができた。
「自分が本当にやりたいことを手控えて、親を喜ばせようなんて
考える必要は少しもない。そんなことでは、一度きりの人生が
残念なことになる。親を踏み台に大きくなっていけばいい。
親より先に死ななければそれでいいんだ」
『児童精神科医が語る 響きあう心を育てたい』
佐々木 正美 著 より
過保護と過干渉の違いなど、理解している人はあまりいない
のではないだろうか?
(もっとも、今では誰も教えることができないのが現状でしょう)
私も初めてほんとうの答えを知り、目から鱗が落ちました。
つまり、本人が自ら望んでいることはどんどん手伝い、保護して
あげることがいい、と。
(命に関わる危険や社会的に許されないこと以外)
その過保護でおかしくなった子どもを見たことがないそうです。
過干渉とは、本人が望んでもいないことをやってあげること
だそうである。これは親自身の望みでありエゴである。
このところを勘違いしている人はかなりいるのでは
ないだろうか?
引きこもりになることのない人間を育て、社会に送り出す
ことは大人の重大な責任。
不幸にも、乳幼児期から児童期までに発達に適切な課程を
獲得することのできなかった現代の多くの人たちには、
一人でも多くこの児童精神科の内容を知ってもらいたいと思う。
そして自分の子どもに同じことを連鎖させないように
することに力を注いでほしいと思う。
たくさんの兄弟がいて、ご近所社会が成り立っていたために
母親がきちんと社会性を持っていたむかしむかしの時代とは
変わり、今の時代に合った社会性の身に付け方を
模索していかないと、将来、本当に社会性のある人間が
いなくなってしまう可能性だってあるだろう。
危機感を共有できる人たちが増えていくことを心から願う。
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