心の理論
最近気になるのが、モギケンこと茂木健一郎さん専門の
脳科学。
NHK番組「プロフェッショナル」を見てから、モギケンさんから
発せられる言葉に興味津々になった。
(なので茂木さんのブログ「クオリア日記」を拝読している)
そこから派生して、たまたま見つけた
『あぶない脳』 (澤口 俊之 著) 中で
非常に興味深いことが書かれていたし、納得した。
それは、前頭連合野教育こそが、社会性・人間性の
教育の基本であるべきで、戦後の、アメリカに習った
条件付けの教育である行動主義は、社会性の教育に
意味をなさない、というものだ。
つまり、何か行動した直後にほめる、罰を与える、
などの、”飴と鞭” の手法が条件付けの教育。
(しかもなるべく「飴」にしてるのが戦後の教育・育児
の方法だったという)
心理学用語に、条件付け(conditioning)というのがあるらしい。
これは、「ある行動を繰り返しさせるには、その行動の
直後に報酬(褒美)をあげればよく、逆に、ある行動を
止めさせるには、その直後に罰を与えればよい」という
原理・手法のこと。
では前頭連合野とは?
自我であり「心の理論」、つまり、他者の心を理解
できる(推測できる、感情移入できる)能力が
心の理論であるという。
心の理論は前頭連合野のはたらきの一種である。
(上記の本より引用)
人間には遺伝的に脳には情報が組み込まれているので
普通に生活していれば、この前頭連合野は発達していく
ということだが、今までの教育が何十年も何百年も
同じで正しい(はずなどないのだが)、という思い込みを、
疑う必要があるとやはり思わなければ危険だ。
最近の若者がバスや電車の中で平気で化粧をしたり、
携帯で私生活を大声で話したり、学校の、条件付け教育
のなかでは ”いい子” なのに放課後は全く別人になる
そのいい子が急にキレるとか、そういう現象が起きているのは、
それが戦後の行動主義教育の結果なのだと納得した。
かなしいかな、「心の理論」教育をされていない親や教師が
育てる子どもなので、その子どもたちの心の理論が
発達しにくいのも合点がいく。
そのことに気づき始めた大人たちがいることも確かで
この国は心の教育に早く切り替えを始めないと、少子化どころか、
社会性のある人間がいなくなる危機に直面するかもしれない。
私はここまで生きてきて、心のやりとりこそ最も大事な
もの(教育)だとつくづく何度でも繰り返し思わされている。
(自分も「心の理論」欠落者だった)
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投稿: フィットネス | 2009年2月19日 (木) 14時59分